書評

◇「パプアニューギニア精霊の家・NGO・戦争・人間模様に出会う旅」
川口築 花伝社 2000年11月
「ハウスタンバラン」と呼ばれる儀式用の木造建築「精霊の家」に残さ
れている伝統的な柱など彫刻、壁の絵画を実態調査しているNGOの
活動を中心に書かれている。セピック地方について詳しく紙幅がさか
れている。PNGで避けて通れないのが第二次世界大戦での日本軍
の侵攻。ウエワクでの日本軍の最後の攻防が描き出されている。
精霊と慰霊の旅の記録である。

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