|
処理パターン |
|
一般的な質問パターン |
省略のメタモデル |
明確化要素 |
|
1 |
不特定名詞の省略
(抜けている物) |
誰が・どれが・何がを具体的に |
「認識の相違だ」⇒「誰と認識が違うのですか」・「どのように認識が違うのですか」 |
2 |
不特定動詞の省略
(抜けている動作) |
何がどのように、具体的に |
「私は分かりません」⇒「どのように分からないのですか」・「何が分からないのですか」 |
3 |
比較対象の省略
(抜けている比較) |
何と(誰と)比較して |
「もっと頑張る」⇒「誰とくらべてもっとですか」・「具体的にはどれくらい頑張るのですか」 |
4 |
判断省略
(抜けている根拠) |
誰がそう言うのですか、何を基準に〜と判断したのですか |
「当社の情報部門は積極性が足りない」⇒「誰がそう判断したのですか」・「何を根拠にそ判断したのですか」 |
5 |
名詞化 |
誰が、どのように、何について |
「会社での人間関係が問題です」⇒「会社の誰の関係ですか」・「どのように問題なのですか」・「人間関係の何が問題なのですか」 |
一般化のメタモデル |
表現の特徴 |
|
1 |
可能性の一般化
(抜けている結果) |
出来ない、言えない、断れない |
「敢えてそれをすると(しないと)どうなりますか」・「何があなたをそうさせる(させない)のですか」 |
2 |
必要性の一般化 (抜けている結果) |
べき、べからず、しなければならない |
「そうする(しない)と、どうなりますか」・「もし、あなたがそれをしたら(しなかったら)どうなりますか」 |
3 |
普遍的一般化
(抜けている例外) |
全て、いつも、みんな、決して〜ない |
「〜でない○○は、一人もいなかったのですか」・「〜は、一度もなかったのですか」・「もし〜があるとすれば、どんな場合がありますか」 |
歪曲のメタモデル |
歪曲のパターン |
|
1 |
等価の複合概念 |
あなたは○○だ。だからあなたは××だ。 |
「どうして○○が××を意味するのですか」・「なぜ○○だと××だと思うのですか」・「○○と××の関係はなんですか」 |
2 |
前提 |
隠された前提の存在 |
「なぜそう思うのですか」・「何があなたにそう信じさせたのですか」・前提は他のメタモデル(比較対象の総略など)を持っていることが多い |
3 |
因果 |
「XはYの原因である」と言う間違った関係 |
「Xが、具体的にはどのようにしてYの原因になっているのですか」・「Xが原因でないとすると、Yはどうなっていなければならないのでしょうか」 |
4 |
読心術 |
人の考えが分かっていると思い込む |
「あの顔つきは私を嫌っている顔だ」⇒「一体どのようにして、それが分かるのですか」・「何でそれが分かりましたか」 |
人が自分の考えを知っていると思い込む |
「なぜ分かり切ったことが出来ていないんだ」⇒「そのことは伝えましたか」・「なぜそれを分かっていると分かったのですか」 |